今日の一汁二菜(4)夏を冷や汁うどんで乗り切ろう

 7月26日、「食の熱中小学校」のオープンスクールが丸の内の 3×3 Lab Future で開催された。

 宮崎県小林市にある「宮崎こばやし熱中小学校」の校長先生である原田英男さんが授業を実施、100人以上の皆さんが熱量の高い時間を過ごすことができた。

 小林市のチーズ、豚、生徒さん達が作っている生ハム、野菜と豪華なメニューを堪能した。

 その宮崎にあやかり、今回は、宮崎県発祥の「冷や汁」を作ってみようと考えた。

「冷や汁」は即席のかけ汁で、暑く湿気の多い宮崎県の気候風土の中で根付いていったという。夏の太陽の恵みを受けた野菜や作物など、美味しい食材の持ち味を生かした食べ方が「冷や汁」なのだが、今回は米ではなく九州からいただいた細身のうどんのつけ冷や汁を試してみることにした。お中元の残り物にも福がある。

 シンプルに胡麻を擦り、家の味噌、畑からの胡瓜は刻んで入れる。

 主役は野生のミョウガなのだ。 梅雨明け頃、庭の日陰に自然に生息している小群生ミョウガの脇から芽を出すものを、早朝、這いつくばって探すのだ。見つかれば幸運の1日が始まる。

 この、赤子の手のような形をした野生ミョウガの味を覚えてしまった。

 我が家でこれが採れると家のメニューはちらし寿司などに急変する、優れモノだ。

洗い胡麻、味噌、日本ミツバチ蜂蜜、ミョウガがベースになっている冷や汁

 右上は採れすぎ胡瓜の保存食 ‘きゅうりのキュウチャン’。

 焼き魚は鰆の西京漬け、野菜はトマト、細いうどんは九州五島手延べざるうどん、そして冷や汁(氷入り)。

 毎朝、外に出ずに冷房を使ってくださいというTV放送に真面目に従うよりは、朝早い時間に外で少しでも汗を流し、旬の自然の恵みを楽しんで、疲れたら昼寝をしましょう。

 日本の夏の楽しみ方で、気温の世界を超えていこう。 では冷汁うどん、いただきます!

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